TeMo's TOWN

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うっひゃー!! ブログ2週間近く放置してました。
ご無沙汰しています。てもちんです。





今回は大変遅くなりましたが、予告通り、アンサー学園の学芸会をテーマにした、ショートストーリーをお送りいたします。
ブログの更新が凍結してしまった最大の理由がコレです。コレ。
このショートストーリーが思いのほか難産でして…メチャクチャ時間食いました。やっぱこういうのは場数を踏まないとダメですね。




プーアルは、赤ずきんを主人公にした『赤ずきん争奪!はじめてのおつかい』、
てもちんは乙姫を主人公にした劇『乙姫100%』に、出演いたしました。

主役をゲットする事が出来なかった2人に与えられた役ですが、
プーアルは“お母さん”と“お祖母さん”を、
てもちんは”お水娘(←私の感じたイメージだと、ナースやメイドのコスプレをしたキャバ嬢)”を演じる事となりました。




ちなみにこの劇の内容なのですが、てもちんの役名が、“お水娘”である様に、元ネタそのまんまではなくて、アレンジを加えたオリジナルストーリーとなっています。
詳しいストーリーをこのブログで書くのは面倒なので、主催者様のゆい すずほさんのブログを御覧くださいませ。


それでは、ショートストーリーの始まり始まり~







…と、言いたい所ですが、注意事項を申し上げます。



まず1つ、話が…凄く長くなってしまいました。
ですのでこのお話、前後編に分けました。後編はこの記事の1個下に投稿しています。



続いてもう1つ、先程も申し上げましたが、プーアルの役はかーちゃんと、ばーちゃん、
てもちんの役はお水娘という名のキャバ嬢(?)で、主役は逃したものの、2人共、中の人念願の女の役を演じます。(イヤッホ~イ♪)






…という事はですね…、女装した2人のイラストなんかが結構表に堂々と貼っつけてあったりするのですよ。



さらに残りの3人のメンバーも、イメージダウンに繋がりかねない位、もの凄くキャラが崩壊しています。
ストーリーの内容も凄くアホです。某男キャラが別の某男キャラを女の子と間違えてナンパするという、超トンデモな場面もございます。




閲覧後、気分を害し、目眩、吐き気等の症状に見舞われる可能性も十分に考えられます。
何が出てきてもドンと来いな冗談の解る方、及び女装男子が平気な方でないと今回の記事の閲覧は少々ツライ物があると思います。




本当に大丈夫な方のみ、「続きを読む」をクリックしてください。
※一応注意事項は申し上げましたので、苦情等は受け付けませんよ。






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    ☆   ☆   ☆







       -1-



夜の訪れがすっかり早くなり、舗道は落ち葉の絨毯で被われた晩秋のある日、アンサー学園生徒達による劇が催される事となった。


本番まで残り僅かになったある日のレコーディング用のスタジオ。
バンド・エンタメHEROのベーシスト・栗頭の男・栗リンが、ベースの音の収録を終えて、スタジオの隅に目をやると、今回の学芸会に出演する事となった、逆毛の少年・てもちんと、目の細い少年・プーアルがスタジオの隅っこで台本を読みながら練習していた。

栗リンが2人の元へ近寄り、声をかけた。

「…よお、熱心に練習しているな。」
栗リンの声に気づいた逆毛の少年が、彼の方に向いて声を返した。
「あ、栗リン。ワリぃな、レコーディングしながら劇の練習やっちゃって…」
「…まあ…俺達は別に構わんが…。
…ところで、お前ら、赤ずきんと浦島太郎やるんだろ? …て事は…プーアルがオオカミで、てもちんは…カメか…?」
そこへ、今度は目の細い少年の方が、栗リンの質問に答えた。
「今回の劇は原作をアレンジしたオリジナルのストーリーですから。
オオカミは出て来ないんです。」
「…そうか、じゃ、一体何の役なんだ?」
栗リンの問いかけに、逆毛の少年は、へへへ…と笑みを浮かべながらこう言った。


「それは観てのお楽しみだぜ。」



役は当日まで内緒と言われ栗リンは、少し残念に思ったが、その後
「しかし、お前らも大変だな、仕事しながら劇の練習は…。じゃ、練習頑張れよ。俺達も見に行くからな。」
と言い残し、2人の元を去った。



「さぁ、てもちんさん、練習再開ですよ。」
そう言いながら、目の細い少年は台本を開き、書かれてある台詞を、なんとか役になり切ろうとしながら読み始めた。
『お前たち、病気のお祖母さんのお見舞いに行っておくれ。』


彼の声は、栗リンの耳にも届いた
(ほー、プーアルは母親の役か…)



続いて逆毛の少年も、台本の台詞を、若干大袈裟な芝居口調で読み始めた。
『お客さま~。疲れた体を癒してあ・げ・る♪』



彼の台詞を聞いて、栗リンはズッコケた。
(な…、何だ今の台詞は…? あいつは何の役をするんだ一体…。)








       -2-



いよいよ学芸会当日を迎えた。
控え室で、出演者のてもちんとプーアルが衣装に着替えていた。












「僕のお母さんのカッコどうでしょうか?」
赤ずきんの母親の衣装に着替えたプーアルはやはり少し恥ずかしいのか、顔を赤らめている。
「ガハハハ…、お前、似合い過ぎ!!」
「に、似合い過ぎですか…? なんだか褒められているような、そうじゃないような…。」
てもちんに似合い過ぎと言われ、プーアルが少し複雑そうな表情を見せた…。









「お、俺のお水娘はどうかな…。」
お水娘の衣装の一つである、うさみみ付のナースの衣装に着替えたてもちんを見て、プーアルが驚いたような表情をしている。
てもちんのナース服姿は、もっとギャグっぽくなると思われていたが、これがなかなかカワイイのである。
(※本当に意外と似合っていて描いた本人もびっくりでした。)


「い、意外と似合ってますね。」
「そ、そうかな…俺のナース姿、結構イケてるかもしれねぇ。」
自分でも妙に気に入ってしまったナース姿の己を鏡に映しながら、てもちんは、ノリノリでお水娘のポーズをとった。
それを見たプーアルはボソっと呟いた。
「ナースのカッコは今回だけにしてくださいね。」









       -3-


一方、エンタメHEROのメンバーの1人、長髪の男・シェンロンは、バンド仲間のてもちんとプーアルの晴れの舞台を観る為、残りのメンバー達と共に学芸会の会場に来ていた。


彼らには、今回アンサー学園学芸会観劇にあたり、事務所から厳重注意されている事があった。
それは、“自分達が芸能人である事がバレないようにしろ”というものであった。
芸能人が観劇に来たとなれば、騒ぎになり、学園関係者及び、劇の出演者に迷惑を掛ける事になるだろう。
騒ぎを防ぐ事と言えば、今回てもちんと、ユースケが劇に出演する事は、ファンを含めた外部の人間には一切極秘であった。
ファンが席を陣取ったり、マスコミが押し寄せるのを防ぐためである。


自分達が芸能人であると、気付かれぬ為に、彼らは変装して観劇する事になったのだが…。


「チャパ王…、僕はやっぱり無理だよ。こんなカッコするなんて…。」
シェンロンは、周囲の目をチラチラと気にしながら、隣に立っていたバンド仲間の1人である無精髭の男・チャパ王に言った。
「変装は事務所の命令だから仕方ねぇだろ。」
「だからって何もこんなカッコじゃなくても…。」








「どうだっ、どっから見てもロックミュージシャンには見えまい。これで俺達の正体はバレる心配はねぇな。我ながら見事な変装だ。」
得意気な無精髭の男に対し、もう1人の仲間である栗頭の男の栗リンは呆れた様子でこう言った。
「…こんなカッコだとかえって怪しまれると思うのだがな。」


現にシェンロン達はかなり目立っていた。周囲の人間の視線を一身に集めているのが分かった。しかしそんな周囲の目に対し無精髭の男は、
「お、おい…シェンロン、皆が俺達の方を向いてねぇか…。変装していても、スターのオーラは隠せぬというワケか…ぐひひ…。」
と、自分のカッコがいかに怪しいか、全く分かっていないようである。


…まったくおめでたい頭の人だと、シェンロンは思った。
「こんなカッコじゃ、スターのオーラなんか無くてもジロジロ見られると思うけど。
あ~あ、何で僕がこんな目に…。こんなカッコ、ファンの子達には見せられないよ…。」



頭が痛くなってきた…。
音楽の腕と自慢の容姿で注目を浴びるのは一向に構わないが、こんな誘拐犯みたいなカッコで注目を浴びたくない。そんな事は自分の美意識が許さない。
人気の多いこの場所に居るのが段々と辛くなって来た。とにかく早くこの場所を離れたい。
「ゴメン…、僕ちょっとトイレに行ってくる。」
栗頭の男が、
「…お前…、具合悪そうだぞ、大丈夫か…?」
と、心配そうに声をかけたが、シェンロンは
「だ、大丈夫…。2人の出番迄には戻るから席取っておいて。」
とだけ言い残し、トイレの方に向かって歩いて行った。




(何だか気分をスッキリさせたいな…。トイレの後でコーヒーでも飲もうかな…。自販機何処だろう…。)









       -4-


さて、話は再びてもちん達2人へ。
衣装にも着替え、自分達の出番までは、まだ結構時間がある。
てもちんは、落ち着かない様子で出番が来るのを待っていた。
「もうすぐ出番ですね。あ~、ドキドキして来ました。」
隣に座っているプーアルも相当緊張しているようである。
何か気を紛らわせたいな…喉も渇いてきたし…。

「何だか待っている間落ち着かねぇな…。何かジュースでも買って来ようか?」
「え、そのカッコでですか…?」
劇の衣装であまりウロウロしない方が…とプーアルは言いかけたが、てもちんは、遮るように、
「また着替えるのも面倒だし、第一誰にも会わねぇだろう。んじゃ、ちょっと行って来るぜ。」
と言って、控え室を出て、自販機へと向かって行った。





ナース服のタイトスカートと、ヒールの高い靴は、てもちんが思っていた以上に歩き辛かった。
途中何度も躓きそうになりながら、彼は、こんなカッコして普通に歩ける女の子は凄いな…と思った。


控え室から一番近い自販機に行くには、どうしても、階段を降りなくてはならない。
ぎこちない足取りで、てもちんは階段を1段ずつ降りていった。
しかし、真ん中辺りまで差し掛かった所で、てもちんは足を踏み外し、バランスを崩して足を滑らせてしまった。



あ、危ない…!このままでは、落ちて怪我をしてしまう…。
「あ、あ、あああーーー!!!」




と、その時、後ろから誰かがてもちんを抱き抱えて支えてくれた。
親切なこの人の力を借りて体制を立て直し、お陰で転落は免れ、大事には至らずに済んだ。
一体誰が…
「あ、ありが…」
礼を言いながら、てもちんが振り返ると、そこに立っていたのは…。




頭にはマフラー
サングラスに×マークの付いたマスク…。




見るからに誘拐犯みたいな怪しい男であった。
てもちんは思った。
…こいつ、俺を誘拐して事務所から多額の身代金を巻き上げるつもりじゃ…。
てもちんが、何時でも逃げられる様身構えていると、突然、目の前の怪しい男が、
「あ、ゴメンね、こんな怪しい姿じゃ驚いたよね。」
と言いながら、頭のマフラー、更にサングラスとマスクを外し始めた。




中から現れたのは、見覚えのある肩の辺りまで伸ばした金色の髪と涼しげな目をした整った顔…。
「シェ…。」
てもちんは、驚いた。誘拐犯みたいな男が、なんと自分のバンドのギタリスト・シェンロンだったのだ。
お前…何でそんなカッコ…と、てもちんは言いかけたが、目の前の、長髪の男の言葉に遮られた。
「大丈夫、お嬢さん。怪我は無かった?」
…え、お嬢さん…?
(こいつ俺に気付いていない…??)



てもちんは、ふとシェンロンの顔に目をやった。すると、彼の瞳がキラキラと輝いているのが分かった。
(…あ、この目は…、こいつが女の子のナンパする時の目だ…!! )
…え…ちょっと待て! 俺だってば!!
てもちんは、今にも自分をナンパしようとしているシェンロンに、自分がバンド仲間の男である事を告げようとしたが…。




何だか突然、女の子と間違えて、男をナンパしようとしている彼が、可笑しく思えてきた。





…ちょっとからかってやろう。





てもちんは、女の子の仕草や口調を作りながら、目の前の長髪の男に語り掛けた。
妙な小芝居は、彼の特技の一つである。
「だ…、大丈夫です。すいません…。」
てもちんは、瞳を潤ませながらシェンロンを見つめ、更に言葉を続けた。
「階段から落ちそうになった俺…じゃなくて私を咄嗟に支えてくれた貴方は、まるでヒーローみたいでした。ありがとうございます、私の素敵なヒーローさん♪」


素敵なヒーローと呼ばれて、シェンロンの瞳が更に輝きを増して行くのが、てもちんには分かり過ぎるぐらいに分かった。


すっかり調子に乗ったシェンロンと、違う意味で調子に乗ってしまったてもちんの会話はなおも続いた。
「君は今日の劇の出演者なの?」
「はい、『乙姫100%』って劇に出るのですが…。」
「へぇ、偶然だなぁ。僕の友達もその劇に出演するんだ。君の役は主役の乙姫
…じゃないよね、その姿は…。」

男に対しては、まず絶対に使わないであろう甘い口調で、自分に語りかけてくるシェンロンの言葉を聞きながら、てもちんは、必死になって笑いをこらえた。

「私の役はお水娘って言う…、キャバ嬢みたいな役なんですけど…」
「そうなんだ。君の乙姫も観てみたかったけど、ナース姿も可愛いよ。」
どうやらシェンロンはまんまとてもちんに騙されてしまったようである。まさか男に向かって“可愛い”と言っているなんて、夢にも思っていないだろう。





2人は暫く会話を続けた後、シェンロンの方から別れを切り出した。
「ずっと君と一緒に居たいけど、君も準備で忙しいだろうし、僕もう行くね。劇、楽しみにしているよ。」
「あ、ありがとうございます。あの…コレ私のメールのアドレスです。劇の感想聞かせてくださいね♪」



てもちんは、何か文字の書かれたメモ帳の切れ端をシェンロンに渡すと、最後まで女の子の仕草を崩さず、その場を去った。





シェンロンが瞳を輝かせたまま、去ってゆくてもちんを、姿が見えなくなるまで見つめていた…。







いよいよ2人の劇が始まる…。そしてナース姿のてもちんを、女の子と勘違いしてしまったシェンロンの運命は…


後編へ続きます。





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テーマ:Answer×Answer - ジャンル:ゲーム

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